
株式会社ビジョン 東証プライム上場(証券コード:9416)
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LANとはLocal Area Network(ローカル・エリア・ネットワーク)の頭文字をとった言葉で、
企業や一般家庭などの建物内で使うコンピュータネットワークのことです。
光ファイバーを使ったインターネット接続には必要なもので、パソコン同士やファックス、
プリンタなどさまざまなIT機器にも接続することができ、現在のオフィスではなくてはならないものになっています。
LANは大きく分けて、一般家庭やオフィスで使用するイーサネットと、企業内ネットワークのようにプライベートネットワークであるイントラネットがあります。
一般家庭でもLANは広く普及していて、パソコンやテレビに接続して使っている人も増えてきました。
LANの接続方法には、有線LANと無線LANの2種類があり、有線はLANケーブルを使って機器同士を繋いで使用するものです。
無線LANの場合は、無線通信を使ってデータを送受信させるもので、ワイヤレスLANやWi-Fi(ワイファイ)とも呼ばれています。
街中やカフェで無料で使えることから、知っている人も多いと思います。
ここではオフィスで使う有線LANの工事や費用について解説していきます。
有線LANの意味はわかったと思いますが、なぜ無線ではなく有線なのかと疑問を持っている人もいると思います。
それは無線LANよりも有線LANのほうがインターネットの通信速度が速いからです。
無線LANにもいろいろな規格がありますが、1999年に制定された古い規格のIEEE802.11bですと、有線LANとの速度差は歴然です。
通信速度が遅いと、動画や音声、画像などのデータ量の大きいものを送るのに時間がかかってしまいます。
時間がかかるということはビジネスの効率を下げ、ビジネスチャンスの損失にも繋がりえないため、通信速度は速いに越したことはありません。
以前でしたら、大きいデータはMDやCD、DVD、BD、USBフラッシュメモリなどの電子媒体に書き込んで渡す方法もありました。
しかし、現在では光ケーブルを使ったインターネット接続が主流となり、通信速度が飛躍的に向上したため、重いデータもインターネットを使ってやり取りすることが多くなったのです。
また、無線LANの電波が届く範囲というのは、電波法によってかなり狭く定められています。
障害物があると飛距離は短くなり、ワンフロアしか飛ばない……なんてことも当たり前にあるわけです。
無線LANの飛ぶ範囲は電波法が改正でもされない限り変わりません。
それに無線LAN対応のデスクトップPCはまだまだ少ないため、
デスクトップPCの場合は有線LANでないと接続することができません。
ですから、デスクトップPCを使うには有線LANである必要があるのです。
ちなみに、2014年に制定された最新の無線LANの規格「IEEE802.11ac」では、最大通信速度は有線LAN程度の速さを誇ります。
ただし、無線LANルータやパソコン、スマートフォンの双方が無線LANの規格「IEEE802.11ac」に対応している必要があります。
有線LANの工事ですが、すでに建物までケーブルが届いているのであれば、自分でできないわけではありません。
しかし、床下や天井裏、壁などにLANケーブルを通すとなると、ここはプロにお任せしたほうが無難です。
下手に自分でやって繋がらない、建物を傷つけてしまった、怪我をしてしまうということにもなりかねません。
下記にLAN工事の一例をあげますので、ご参考にしてください。
項目 | 必要数 | 金額 |
---|---|---|
出張料・派遣料 | 1名 | 1,1000円 |
LAN配線費(幹線) | 3本 | 26,400円 |
パッチ配線(5m以下) | 10本 | 22,000円 |
ルータ設置/設定 | 1台 | 11,000円 |
HUB設置費 | 3台 | 9,900円 |
PCネットワーク設定 | 10台 | 77,000円 |
参照元:http://oa110.jp/lan/price.html
ビジフォンドットコムでは工事代金として、LANケーブル300円/1メートル、PCネットワーク設定は7,000円/1台で行っていますが、壁に穴を空けたり、階をまたぐ工事などは別途費用が発生します。
また、接続台数や工事内容によっては割引が適用されることもあるので、気軽にご相談ください。
LAN工事の料金は、業者によってそれほど違いはありません。だいたいですが、
1坪あたり10,000~20,000円ほど工事費用がかかると言われています。
このなかには出張費や派遣料などの人件費や、材料費などが含まれています。
とはいえ、さまざまな業者が存在しますので、まずは見積もりをとって検討してみることをおすすめします。
見積書には総額だけではなく、何にどれくらいかかるのかといったことも詳細に書かれているはずです。
オフィスには不要なものや、逆に必要なもの、将来の予定などもあるのであれば、
業者に事前に相談することによって、希望にあった見積書を作成してくれます。
LANの基本構成としては、ルータ、スイッチ・ハブ(HUB)、LANケーブルです。
LANケーブルでパソコンやプリンタ、FAX、セキュリティ機器、通信機器などを繋ぐことで、コンピュータネットワークが構築できるのです。
実はスイッチ・ハブ(HUB)やLANケーブルは業者ではなく、自分で用意したほうが安い場合が多いです。
しかしHUBにも種類、サイズ、LANケーブルにも種類や長さがあるので、事前に用意したものが使えないということも出てきます。
どうしても機材を安く揃えたい場合は、業者に相談してみてからにしたほうがいいでしょう。
オフィスのレイアウト変更や増設などをした場合、設定していたLANケーブルの本数が足りなくなったり、長さがが短く使い勝手が良くないことがあります。
なかにはLANケーブルを床に束ねた状態のオフィスもあります。
ケーブルが必要以上に長く、無造作に重ねてあるのは見た目が美しくないのはもちろんのこと、ケーブルに足を引っ掛けてしまう恐れもあり大変危険です。また、予期せぬ通信障害の原因を作りかねません。
そうならないためにも、LANの配線整理をすることをおすすめします。
LAN工事を専門にやっている業者でしたら、最適なレイアウトを提供できるでしょう。
LAN工事の業者の選び方ですが、電話やインターネット、OA機器などの法人向けの工事を請けている業者でしたら、LAN工事にも精通しています。
とくに電話とインターネットは導入する時期や業者が同じ場合が多いので、一緒に依頼をすれば工事、費用の節約にも繋がります。
実際に業者を選ぶときに、おさえておきたい4つのチェックポイントを解説していきます。
相見積もりとは、複数の業者から見積もりをとることで、よく「あいみつ」と略して使われています。
複数の業者から見積もりをとれば、料金はもちろんのこと、施工内容、サービス内容、サポートなどを比較することができ、もっとも条件にあった業者を選ぶことができるのです。
LAN工事の場合は、電化製品を購入するのとは違い、作業内容や機材もさまざまな種類があるので、ただ単に料金だけを比べるのではなく、内容も比較検討することが大事です。
あいみつをとるのは3社以上もあれば十分で、ほとんどが無料で見積もってくれます。
見積もりの内容が詳細に書いてあれば、信用できる業者と言えるでしょう。
数社に見積もりを依頼するのは手間がかかるものですが、あとあと後悔しないためにも、あいみつをとってしっかりと内容と金額を確認し納得したうえで依頼したほうがいいでしょう。
新しいオフィスに入ったり、オフィスの移転、オフィスの規模拡大、オフィス内のレイアウト変更など、LAN工事のシチュエーションはさまざまあります。
業者のなかには、将来、会社の規模が拡大していく、社員が増えるだろうということを想定して、構成を大幅に見直さなくてもいいようなプランを別に提案してくれるところもあります。
業者にとっては手間がかかる作業のため、見積もりの段階でそこまで親身になって考えてくれるということは、いい業者と考えていいでしょう。
もし、提案されなかったら、こちらから拡張性について質問してみて、担当者の反応や提案内容を見るのもひとつの方法です。
LAN工事後は保守、点検などのアフターサポートが必要です。
また保守や点検だけでなく、何かトラブルが発生した場合にでも、いち早く駆けつけてもらえるように、業者の拠点はオフィスにできるだけ近いほうが安心です。
見積もりが安いからといって、遠くの業者に依頼してしまうと、その後の保守やトラブルの解決に、時間もお金も多くかかってしまうため注意してください。
アフターサポートが必要なのは説明しましたが、これは実際に工事してみないとわからない部分も多いと思います。
初めての業者にお願いするのであれば、ネットでの口コミを参考にしたり、人から紹介をしてもらうのもいいでしょう。
それと、業者の施工ミスによって不具合が出た場合には、しっかりと修正や修復してもらえるのかも事前に確認しておいてください。
業者によっては修正、修復作業にかかった料金を別途請求してくるところもあります。
もちろん、業者側の施工ミスが明確ならば、支払う必要はありません。
実はLAN工事をするにあたっては、特別な資格は必要ありません。
LANやネットワークの知識や経験、それと道具があれば誰でも工事ができるのです。
ただ、家庭内のLANとは違って、オフィスの複雑なLANを構築できるような専門知識を持っている人は、そう多くはいません。
それに万が一繋がらない、繋がったとしてもそのあとにトラブルが続いてしまった……
ということでは、結果的に時間と労力、お金、それに大切なビジネスチャンスも失うことにもなりかねません。
たとえスモールオフィスだとしても、将来の拡張も見据えて、LAN工事を専門に扱う業者に依頼したほうがいいです。
ちなみに、電話線、ビジネスフォンの設置などの電気工事には国家資格が必要です。
そのため、自分でできるからといって施工してしまうと罪に問われますのでご注意ください。
もし、その工事によって障害を発生させてしまうと、さらに重い罪に問われてしまいますし、
自分の会社だけでなく、ほかの会社にも損害を与えてしまう恐れもあります。
ですから、電気工事の場合は必ず専門業者に依頼してください。
オフィス向けのLAN工事について解説してきましたが、オフィス用と家庭用とでは環境や規模が違います。
また、LAN工事のあとには保守、点検などのサポートが必要になってきますし、
トラブルが発生したときに慌てることがないように、ビジフォンドットコムのようなLAN工事を専門に扱っている業者に依頼するのがいいでしょう。
【参考】ビジネスフォンの設定と導入方法を徹底解説!
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