2024.03.08

ビジネスフォンのユニットについて

目次

ビジネスフォンのユニットは基盤の様な物で、主装置と呼ばれる箱の空きスロットへ収容することでビジネスフォンの内線、外線を設定したり、ビジネスフォン以外の周辺機器との接続をすることができます。
このユニットは用途に応じて複数の種類があり、ビジネスフォンの利用方法に応じてユニットの価格が異なります。

ユニットの種類について

ユニットは、電源から主装置への電源を供給させる「電源ユニット」、ビジネスフォンと主装置の接続する「内線ユニット」、電話回線と主装置を接続する「外線ユニット」、周辺機器と主装置を接続する「他機能ユニット」と大きく分けて4種類存在します。
各ユニットについて詳しく解説していきます。

電源ユニット

電源から主装置へ電力を取込み、主装置に設置された各パーツに電力を供給する役割をします。この電源ユニットが不調または故障を起こしてしまうと、主装置からビジネスフォンまでの電源供給ができず、正常に動作しません。
部品交換はもちろん可能ですが、部品供給が終了している場合ビジネスフォンの入れ替えが必要になるので、注意が必要です。

内線ユニット

オフィスに設置された各ビジネスフォンの内線を接続、制御するためのユニットです。
主装置内部にも、初実装されていますが、初実装を上回る台数を設置する際に必要とします。
初回ビジネスフォン導入時以外では、従業員の増員に伴うビジネスフォン増設シーンで、このユニットが必要となります。

外線ユニット

電話回線を主装置に収容するユニットとなり、外線ユニットから各ビジネスフォンへ着信をさせる役割をします。
主にアナログ回線、ISDN回線、ひかり回線、IP回線毎にユニットが用意されており、ビジネスフォンで利用する電話回線によって、ユニットが使い分けられます。
また、このユニットの選定を誤ってしまうと、発着信ができないなどのトラブルが発生してしまいます。

他機能ユニット

主にビジネスフォン以外のスピーカ、ドアホン、電気錠、ナースコールなど周辺機器とビジネスフォンを接続するためのユニットになります。
ビジネスフォンを介して操作と指示ができる様になるので、業種に応じて幅広い使い方が実現できます。
「工場のスピーカとビジネスフォンを連動したい!」、「玄関のドアホン、電気錠とビジネスフォンを連動したい!」など拘りの要望がある際はビジネスフォン業社に伝えましょう。

ユニットと主装置の関係について

ユニットと主装置には、「型番」がそれぞれ存在し、互換性が無い状態で設置をしなければ正常に動作しません。
また、互換性が無い状態で設置をしても、主装置に必要に応じた機能制御の設定をしなければいけません。
つまり、ユニットはビジネスフォンに「機能を付加する基盤」。主装置は「ユニットの機能を動作させる為の制御装置」となり、切っても切れない関係とも言えます。

まとめ

今回ご紹介させていただいたユニットは、ごく一部でもっと掘り下げるとさまざまなユニットが存在します。
ビジネスフォンの価格確認で、業者からヒアリングされる「ビジネスフォンの導入台数」や「ご利用している電話回線」などは、今回ご紹介したユニットを明確にしてビジネスフォン価格を提示するために必要な確認事項になるので、ビジネスフォンを導入する際は、「導入台数」、「電話回線」、「必要な機能」を事前に決定し業者へお問合せをする事で、よりスムーズに、より適正価格でビジネスフォンを導入することができます。