2025.05.20

おすすめクラウドPBXランキングTOP5!選び方のポイントも紹介

目次

クラウドPBXは、インターネット上でPBX(構内交換機)の機能を利用できるサービスで、テレワークの普及に伴い導入を検討する企業が増えています。物理的な装置が不要で、スマートフォンやパソコンを内線化できるため、多様な働き方に対応可能です。本記事では、おすすめのクラウドPBXランキングTOP5と選び方のポイントを詳しく解説します。サービス選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

クラウドPBXとは?基本機能と導入メリット

クラウドPBXはクラウド上に構築された電話交換システムで、インターネット環境があれば場所を問わず利用できます。従来の物理的なPBX機器が不要になり、スマートフォンやPCを内線電話として活用できる点が最大の特徴です。

基本的な機能

クラウドPBXの基本機能には、内線通話、外線発着信、通話転送、保留・パーク、着信グループ設定などがあります。これらの機能により、オフィスの固定電話と同様の使い勝手で、どこからでも業務用の電話として利用できます。

特にスマートフォンアプリを利用することで、社員の携帯電話が会社の内線電話として機能し、プライベートの電話番号を公開することなく業務連絡が可能になります。

導入によるメリット

クラウドPBXを導入することで、初期費用の削減運用コストの最適化テレワーク環境の整備など、多くのメリットが得られます。物理的な機器が不要なため設備投資が抑えられ、拠点の増設や人員の増加にも柔軟に対応できます。

また、場所を選ばず利用できるため、在宅勤務やサテライトオフィスでの業務をスムーズに行うことができ、働き方改革の推進にも貢献します。

クラウドPBXランキングTOP5!人気サービスを比較

市場には多くのクラウドPBXサービスがありますが、機能性、コスト、使いやすさなどを総合的に評価し、特におすすめのクラウドPBXランキングTOP5をご紹介します。

1位:ひかりクラウドPBX

NTT東日本が提供するひかりクラウドPBXは、安定した通話品質と充実したサポート体制が魅力です。最大999内線まで対応可能で、大規模な企業にも適しています。ひかり電話の基盤を活用しているため、音声品質が高く、既存の電話番号をそのまま利用できる点も評価されています。

機能面では、自動音声応答(IVR)や通話録音、CTI連携など、ビジネスに必要な機能が充実しており、カスタマイズ性も高いです。導入実績が豊富で、信頼性の高いサービスを求める企業におすすめです。

2位:Dialpad

Dialpadは、G SuiteやMicrosoft 365、Salesforceなど、主要なビジネスツールとの連携が強みのクラウドPBXです。AIを活用した通話分析や自動議事録作成など、先進的な機能が充実しています。

3つのプランが用意されており、小規模な企業から大企業まで幅広く対応。既存の電話番号を引き継げる「ゲートウェイ」プランと、完全クラウド型の「ピュアクラウド」プランから選べます。UI/UXが洗練されており、導入後の操作性が高いことも人気の理由です。

3位:BIZTEL

BIZTELは、株式会社リンクが提供するクラウドPBXで、特にコールセンター機能が充実しています。在宅コールセンターの構築にも対応しており、高いセキュリティと豊富な機能を両立しています。

API連携によるカスタマイズ性が高く、既存のシステムとの連携も容易です。IVR、コールアクション、履歴管理など、電話業務の効率化に役立つ機能が豊富に揃っています。電話対応が業務の中心となる企業に特におすすめです。

4位:GoodLine

GoodLineは、SlackやChatworkなどのビジネスチャットツールとの連携が強みのクラウドPBXです。小規模向け、法人向け、大規模コールセンター向けと、用途に応じた3つのプランを提供しています。

チャットツールと連携することで、電話とチャットを統合したコミュニケーション環境を構築できます。また、メールシステムやSalesforceとの連携も可能で、顧客対応の効率化に貢献します。ITツールの活用に積極的な企業におすすめです。

5位:モバビジ

モバビジは、NTTの「ひかり電話」とPanasonicの「IP電話機」を組み合わせることで、固定電話と同等の高音質を実現しているクラウドPBXです。月額コストが低価格でありながら、各種オプション機能が無料で利用できるコストパフォーマンスの高さが魅力です。

導入が比較的簡単で、従来の固定電話からの移行がスムーズに行えます。音声品質を重視する企業や、コストを抑えながらクラウドPBXを導入したい企業におすすめです。

サービス名 特徴 おすすめポイント 対応デバイス
ひかりクラウドPBX 安定した通話品質、最大999内線 充実したサポート体制、カスタマイズ性 スマホ、PC、IP電話機
Dialpad ビジネスツール連携、AI機能 洗練されたUI/UX、3つのプラン スマホ、PC、タブレット
BIZTEL コールセンター機能、API連携 高いセキュリティ、カスタマイズ性 スマホ、PC、IP電話機
GoodLine チャットツール連携、3プラン 統合コミュニケーション環境 スマホ、PC
モバビジ 高音質、低コスト オプション無料、簡単導入 IP電話機、スマホ
【参考サイト】https://business.ntt-east.co.jp/content/denwa/tel_column/11selections/

クラウドPBX選びで失敗しないためのポイント

クラウドPBXを導入する際には、自社の業務に合ったサービスを選ぶことが重要です。クラウドPBXランキングだけでなく、以下のポイントも考慮して選びましょう。

①既存電話番号の継続利用

多くの企業にとって、既存の電話番号を継続して使用できるかどうかは重要なポイントです。クラウドPBXの中には、新しい番号(050番号など)への変更が必要なサービスもあります。顧客や取引先に広く知られている電話番号がある場合は、番号の継続利用が可能なサービスを選びましょう。

②通話品質の安定性

クラウドPBXはインターネット回線を利用するため、回線状況によっては通話品質が低下する可能性があります。特に顧客対応などの重要な通話が多い場合は、安定した通話品質を提供するサービスを選ぶことが重要です。導入前のトライアルで品質を確認できるサービスがおすすめです。

③内線機能と転送機能

テレワークやリモートワークでは、内線通話や転送機能が業務効率を左右します。スマートフォンとオフィスの固定電話間での内線通話や転送がスムーズに行えるかを確認しましょう。また、スマートフォン同士での内線機能も確認することをおすすめします。

④複数拠点での利用

複数の拠点がある企業では、拠点間での連携がスムーズに行えるかどうかがポイントです。システム連携による統一的な電話環境を構築できるサービスを選ぶことで、拠点間のコミュニケーションがより効率的になります。

⑤サポート体制とベンダーの信頼性

電話システムは事業の基盤となるインフラであるため、充実したサポート体制と信頼性の高いベンダーを選ぶことが重要です。導入実績や緊急時の対応、サポート時間などを確認し、安心して利用できるサービスを選びましょう。

選定ポイント 確認事項
既存電話番号の継続利用 - 番号ポータビリティの対応状況
- 既存番号の継続利用可否
- 050番号などへの変更必要性
- 顧客・取引先に広く知られている番号の継続
通話品質の安定性 - インターネット回線による品質変動可能性
- 安定した通話品質の確認
- 導入前のトライアル実施
- 顧客対応などの重要通話への対応
内線機能と転送機能 - スマートフォンとオフィス固定電話間の内線通話
- 転送機能のスムーズさ
- スマートフォン同士の内線機能
- テレワーク・リモートワーク環境での機能性
複数拠点での利用 - 拠点間連携のスムーズさ
- システム連携による統一的な電話環境
- 拠点間コミュニケーションの効率性
- 統合管理の可能性
サポート体制とベンダーの信頼性 - 導入実績
- 緊急時の対応
- サポート時間
- ベンダーの信頼性
- 電話システムの事業基盤としての重要性

クラウドPBX導入のメリットとデメリット

クラウドPBXの導入を検討する際には、メリットだけでなくデメリットも理解しておくことが重要です。クラウドPBXランキング上位のサービスでも、自社の環境や要件によって適不適があります。

メリット1:初期費用と運用コストの削減

クラウドPBXは物理的な機器の購入や設置工事が不要なため、初期費用を大幅に削減できます。また、機器のメンテナンスや更新費用も発生しないため、長期的な運用コストも抑えられます。多くの場合、月額制のサブスクリプションモデルで提供されるため、予算管理も容易です。

メリット2:テレワーク環境の整備

場所を選ばず利用できるクラウドPBXは、テレワークやハイブリッドワークの実現に大きく貢献します。社員のスマートフォンを内線化することで、オフィスにいなくても会社の電話としての機能を利用できます。働き方改革を推進する企業にとって、大きなメリットとなります。

メリット3:拡張性と柔軟性

事業拡大や組織変更に伴う電話回線の増設や設定変更が、オンラインで簡単に行える点も大きなメリットです。従来のPBXでは、回線増設に伴う工事や機器の追加が必要でしたが、クラウドPBXではプランの変更だけで対応できます。

デメリット4:インターネット環境への依存

クラウドPBXはインターネット回線に依存するため、回線の品質や安定性が通話品質に直結します。特に回線速度が遅い環境や不安定な環境では、音声の途切れや遅延が発生する可能性があります。重要な業務に電話を使用する場合は、安定したインターネット環境の確保が必要です。

デメリット5:サービス提供事業者への依存

クラウドサービスであるため、提供事業者のシステム障害やサービス終了のリスクがあります。信頼性の高いベンダーを選ぶことで軽減できますが、完全に排除することはできません。重要なシステムの場合は、バックアップ体制の検討も必要です。

項目 内容
メリット - 初期費用と運用コストの削減(物理的機器の購入・設置工事不要、メンテナンス・更新費用不要)
- 月額制サブスクリプションモデルによる予算管理の容易さ
- テレワーク環境の整備(場所を選ばない利用、社員スマートフォンの内線化)
- ハイブリッドワーク実現への貢献
- 拡張性と柔軟性(オンラインでの簡単な回線増設・設定変更)
- 事業拡大・組織変更への対応のしやすさ
デメリット - インターネット環境への依存
- 回線品質・安定性が通話品質に直結
- 回線速度低下による音声途切れ・遅延の可能性
- 安定したインターネット環境確保の必要性
- サービス提供事業者への依存
- システム障害リスク
- サービス終了リスク
- バックアップ体制検討の必要性

FAQよくある質問

クラウドPBXの導入を検討する際によく寄せられる質問についてお答えします。クラウドPBXランキングに関する疑問や導入時の不安を解消しましょう。

Q1. クラウドPBXの導入にはどのくらいの期間がかかりますか?

クラウドPBXの導入期間は、サービスや導入規模によって異なります。小規模な導入であれば、申し込みから利用開始まで数日〜2週間程度で完了するサービスが多いです。

既存の電話番号を継続利用する場合は、番号ポータビリティの手続きが必要となり、通常2〜4週間程度かかります。また、大規模な導入や複雑な設定が必要な場合は、それに応じて期間が長くなることがあります。

導入前の検討段階では、導入スケジュールについてベンダーに確認し、業務への影響を最小限に抑えた計画を立てることをおすすめします。

Q2. スマートフォンを内線化する際、プライベートと業務の区別はできますか?

はい、多くのクラウドPBXサービスでは、スマートフォンに専用アプリをインストールすることで、プライベートの電話と業務用の電話を明確に区別できます。

アプリを通じた発信では会社の電話番号が相手に表示され、着信も専用アプリで受けることができるため、プライベートの電話番号を公開する必要がありません。また、業務時間外はアプリをオフにするなどの設定も可能で、ワークライフバランスの確保にも役立ちます。

使いやすいアプリを提供しているサービスを選ぶことで、スムーズな内線化が実現できます。

Q3. 小規模企業でもクラウドPBXの導入は費用対効果がありますか?

はい、小規模企業こそクラウドPBXの導入による費用対効果が高いケースが多いです。従来のPBX導入には高額な初期費用がかかりましたが、クラウドPBXは月額制で利用でき、初期費用を大幅に抑えられます。

特に少人数の企業やスタートアップでは、必要最小限の機能に絞ったプランを選ぶことで、月額費用を抑えつつビジネスフォンの機能を利用できます。また、事業拡大に合わせて柔軟にプランを変更できるため、成長段階に合わせた適切な投資が可能です。

テレワークへの対応やビジネスの機動性向上も含め、総合的に見ると小規模企業にも十分な費用対効果があります。

当社サービス利用者の声

当社のクラウドPBX導入支援サービスをご利用いただいたお客様からの声をご紹介します。クラウドPBXランキング上位のサービスを実際に導入した企業の生の声をお届けします。

導入企業A社様の声

「コロナ禍をきっかけにテレワークを導入しましたが、電話対応が課題でした。クラウドPBXの導入により、自宅にいながらオフィスの電話を受けられるようになり、お客様対応の質を維持できています。特に内線転送機能が便利で、担当者不在時もスムーズな対応が可能になりました。初期費用をかけずに導入できた点も、経営面で大きなメリットでした。」

IT関連サービス業、従業員25名

導入企業B社様の声

「従来のビジネスフォンが老朽化し、更新を検討していた際にクラウドPBXを知りました。月額費用は従来とほぼ変わらないのに、機能が大幅に向上し、特にスマートフォンでの内線利用が便利です。営業担当が外出先からでもオフィスと同じように電話対応できるようになり、お客様からの評価も上がりました。導入時のサポートも丁寧で、スムーズに移行できました。」

不動産業、従業員12名

導入企業C社様の声

「複数の拠点があり、拠点間での電話のやり取りにコストがかかっていました。クラウドPBXの導入により、拠点間の通話が内線化され、通信コストが大幅に削減されました。また、拠点ごとに管理していた電話システムを一元化できたことで、管理の手間も減りました。システムの増設や変更も簡単にできるため、事業拡大にも柔軟に対応できています。」

小売業、従業員50名(3拠点)

まとめ

クラウドPBXは、テレワーク対応や通信コスト削減、業務効率化など、現代のビジネスに求められる要素を満たす革新的なサービスです。本記事で紹介したクラウドPBXランキングTOP5を参考に、自社の要件に合ったサービスを選ぶことで、コミュニケーション環境の最適化が実現できます。

選定の際は、通話品質、機能性、拡張性、サポート体制などを総合的に検討し、長期的な視点で導入を検討しましょう。

クラウドPBXのことをもっと知りたい方へ

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