2024.03.08

オフィスのビジネスフォンにはどんな回線を選べばよいか

目次

オフィスにビジネスフォンを導入するのは当然のことですが、では電話回線は何を選べばよいのでしょうか。
今からはひかり電話という意見も多いのですが、本当にそれで良いのでしょうか

オフィスの規模や事業に応じて決める

ビジネスフォンを選びには、そのオフィスに必要な電話回線の数を検討することが最優先となります。ちなみに電話回線の数はオフィスの従業員数の30%程度が基本となっています。
ただ、オフィスによってはテレホンアポイント業務のため電話使用頻度が非常に高い、SE系のオフィスなので電話の着信、発信が少ないなど、さまざまな業態があるでしょう。
そのため、実際には同時通話を何人で行ないたいかで決めるとよいとされています。ビジネスフォンの主装置には最大収容回線数が決められているため、将来的には拡張することも念頭に入れておく必要があります。

アナログかデジタルかの選択肢

そして、今の時代は電話回線の種別も考えなければならない案件です。具体的にはアナログ回線、デジタル回線(ISDN)、ひかり電話やIP電話などから回線の種別を選択することになります。
こればかりはオフィスの事情によって変わってきますので、電話回線の基本料金や通話料金、また音質など総合的に判断して選ぶ必要があります。
ランニングコストが安いのは大事なことなのですが、、特に顧客と直接電話で話すことが多い事業の場合、相手の声が聞こえづらいのは致命的です。基本料金が安い回線にしたいのだが、音質が悪くなるのは心配なら複数の回線種別を併用するといった方法もあります。
ちなみにアナログ回線やISDNのデジタル回線は安定していますが、基本料金や通話料はひかり電話・IP電話に比べると高くなります。一方、ひかり電話・IP電話はインターネット回線を使った電話なので不安定ですが、料金はアナログ・デジタル回線に比べると安くなります
具体的には価格差が倍ほどと考えていいでしょう。ただ、近年はビジネスフォンの設置もひかり電話が主流となってきているので、安定性もかなり増してきてはいます。
しかも、将来的にはNTT東日本/西日本もアナログ回線を終了する可能性を示唆しているため、これからはひかり電話やIP電話の回線を選択したほうがいいかもしれません。