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しかし、IP電話の中には「NTT ひかり電話」というものもあります。この「IP電話」と「ひかり電話」は、どのように違うのでしょうか?
こちらの記事ではIP電話とひかり電話の違いやサービスの比較をしていきます。
IP電話とひかり電話で迷ったら、ひかり電話の利用がおすすめ!
IP電話とひかり電話、どちらの利用が良いかお悩みの方も多いのではないでしょうか?IP電話とひかり電話の違いなどは、後述でご紹介させていただきますが、結論としては、ひかり電話の利用がおすすめです。
ひかり電話は、「03」や「05」番号などの「市外局番が利用できる」ことや、
「ボイスワープ」や「キャッチホン」などの「オプションサービスが利用できる」ためです。また、ひかり電話は「NTT」が提供するサービスで、IP電話は「各プロバイダ業者」が提供しているため、
サービス終了の心配がないことも挙げられます。
IP電話とひかり電話の違い
IP電話とひかり電話には、付与される電話番号や利用できるオプションサービスに違いがあります。本章では、IP電話とひかり電話の違いについてご紹介させていただきます。電話番号に違いがある
IP電話とひかり電話、どちらを選ぶべきか迷ったら、この電話番号の違いはよく知っておくべきです。一般的にIP電話は、「050」で始まる番号が付与されます。よく見かける「050-XXXX-XXXX」という番号が、IP電話の番号というわけです。
一方、ひかり電話はこれまでNTTの一般加入電話の番号と同じく、「03」などの市外局番から始まる電話番号が付与されます。一般加入電話から、ひかり電話に変更する際にも、同じ番号が引き継げるというメリットがあります。
ビジネスシーンにおいて、電話番号はどうしても信頼面やイメージの面で印象に差が出ます。自社に最適な電話番号が使えるほうを選ぶのが良さそうです。
緊急電話番号やフリーダイヤルなどの発信制限がある
ひかり電話は、110や119などの緊急電話番号への発信ができますが、IP電話は発信ができません。緊急時のことを思うと、この点はどうしてもIP電話が劣っているといわざるをえません。フリーダイヤルについても、ひかり電話は発信可能ですが、IP電話では発信ができないことも把握しておきましょう。
電話のオプションサービスが異なる
基本的に、ひかり電話はNTTのサービスであることから、「キャッチホン」や「ナンバーディスプレイ」、「ボイスワープ」などのNTTならではのオプションサービスはすべて利用できます。一方、IP電話は「ナンバーディスプレイ」のみ利用可能で、その他は利用ができません。お店などでボイスワープを利用したい場合は、ひかり電話の利用がおすすめです。
回線の伝達方法が異なる
ひかり電話の場合
ひかり電話は、光回線と呼ばれる回線を利用し、光信号でデータ送信を行います。その後、「ONU(変換装置)」を経由して電話やインターネットの利用ができるようになります。IP電話の場合
IP電話はADSL回線と呼ばれる回線を利用し、IPパケット信号でデータ送信を行います。その後、「ONU(変換装置)」を経由して電話やインターネットの利用ができるようになります。電話やインターネットを使うための方法となり、電話やインターネットを利用することに支障はありません。
IP電話とひかり電話の共通点
IP電話とひかり電話には、共通点もあります。本章では、IP電話とひかり電話の共通点をご紹介させていただきます。通話料金が同じ
IP電話とひかり電話、どちらも国内で通話する場合、一般加入電話への通話料金は同じです。全国一律で、時間帯にかかわらず、3分8.8円(税込み)と格安となりますので、どちらも検討の余地は大きいでしょう。仕組みが同じ
先程ご紹介した「回線の伝達方法が異なる」点以外は、IP電話とひかり電話、どちらも「インターネットを利用した電話回線」であることは同じです。電話とインターネットを利用する場合は、IP電話かひかり電話どちらでも利用が可能ということになります。