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オフィスから消えていく固定電話
固定電話のないオフィスは、決して遠い未来の姿ではありません。すでに、ある情報システムのコンサルティング会社では、オフィス移転と当時に社内の固定電話を原則廃止にし、内線・外線ともに携帯に置き換えました。目的は、社内外のコミュニケーションを円滑にすることにあったそうです。実際、顧客が電話をかけてくるときは、話したい相手に直接つながったほうがスムーズですし、社内における電話の取次ぎの手間もなくなります。
また、携帯電話であれば、社内にいなくても電話を受けられるというメリットもありますし、うまくすれば通話料も削減できるともいわれています
一方、固定電話は、携帯電話と比べて、床下の電話回線工事や社内での席移動の際に電話の移動が必要なので手間になるなどのデメリットがあります。
今後、ますます固定電話がなくなるオフィスが増えていくのでしょうか?
固定電話のメリットとは?
しかし、一方で、固定電話を使用する大きなメリットがあります。実際、固定電話を一掃しない会社もたくさんあることが、それを証拠づけています。固定電話は、まだまだ根強い人気があるのです。ビジネスにおいて、固定電話を持つメリットは、「信用」にあるといわれています。特に新規で立ち上げた企業に、固定電話がなく携帯電話だけというのは社会的信用に欠けます。固定電話がないというだけで信用を落とすような事態はぜひとも避けたいところです。実際は、固定電話がなくとも社員全員が携帯電話を持っていれば問題なく連絡は取り合えるという場合でも、社会的信用の面で固定電話は必要になってくるのです。
今後、ますますモバイル化が進む中で、固定電話の存在がどのように変化していくのかを意識していきましょう。