多くのビジネスフォン(ビジネスホン)には、通話以外にもさまざまな機能があります。具体的には転送や保留、留守電、スピーカーフォン、ナンバーディスプレイなどが挙げられます。社内体制や利用者の業務などによって、必要な機能は異なるでしょう。実際にどのような機能が必要とされているのか、一般の100名に向けてアンケート調査を行いました。ここで得られた回答からは、どのような会社でも共通して備えておきたい機能が分かるでしょう。電話機選びの参考に、是非ご覧ください。
「社内転送」が必要とする回答が多く見られます。特にある程度規模のある会社であれば、社員同士の連絡や電話取次ぎをこの社内転送機能によって行うことも多いでしょう。これは、納得できる結果といえます。また、ディスプレイ機能を重視する声では、相手の電話番号が見えないことを不便とする意見が多いようです。これには、折り返し掛ける際などにディスプレイで相手の電話番号が分かれば、受け答えがスムーズにいくなどの理由が考えられるでしょう。
53名の人が「コードレス」機能を求めており、次いで「携帯電話への転送」も43名と多くの方々が回答しています。固定電話では有線型の機種が多く、席を離れて通話することができません。コードレスならば場所を選ばず、例えば周囲が騒がしい際なども便利といえるでしょう。
また、携帯電話への転送についても同様です。こちらは社内のみならず、社外も含めどこにいても電話を受け取れます。特に営業職など、外勤の多い社員からは要望が多いのではないでしょうか。
転送機能は、会社の固定電話にとって必須とも言える機能でしょう。社内転送はもちろん、外出の多い社員にとって携帯電話への転送も重宝します。これは、会社の固定電話が社員個別のものではなく、主に代表番号の着信先として設定されていることが理由と考えられます。転送機能があれば、わざわざ座席を立って担当者を呼びに行ったり、電話を折り返しにしてメールや電話で着信を知らせたりすることが不要です。固定電話には、業務をより効率化させるための機能が求められていると言えそうです。